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2025年3月2日(日)、下京いきいき市民活動センター及びYouTube Liveにて

しもいきトークライブ「下京いきセンはどこへむかうのか」を開催いたしました。​

この記事では、当日のイベントの様子をダイジェストでまとめます。

Event detail

イベント詳細

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下京いきセンを運営して6年が経ちました。

京都駅の東西で大きくまちが変わってゆく中、一人ひとりが豊かに生きられる地域社会の形を模索してきました。

 

暮らしに根差した地域の文化や歴史。

賑わいをもたらす新しい資本の流れ。

その狭間で市民活動センターはどこへ向かうのか。

 

これまでの取組の成果や課題をふりかえり、 皆さんと一緒に考えるトークライブです。

​しもいきトークライブ「下京いきセンはどこへ向かうのか」

日時:2025年3月2日(日) 10:00~17:00

場所:YouTubeライブ配信 / 下京いきいき市民活動センター 3階集会室

主催:下京いきいき市民活動センター

Session1

アーティスト×​地域
「アートと地域文化の融合」

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人と人とのつながりが生む

“小文字の関係”

京都市立芸術大学が移転して1年半。

地域で活動する芸大生は何を思い、住民はどのように受け入れたのか。

【アートの力を活かしたまちづくり】という大文字の関係性を打ち破り、

長い時間をかけてともに形作ってきた小文字の“井戸端会議”。

※録画環境の都合により、冒頭の1分ほど映像と音声に乱れが生じています。

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アーティストの力が地域に豊かな物語を生む/

おばあちゃんがくれた“足踏みミシン”/

 

皮革屋さんの西川さんが感じたこと/

喫茶店の小林さんが感じたこと/

地域とアートをめぐる“小文字”の関係性/

世界を正確につかむための“謙虚さ”/

 

西川さんトイレに立つ/

 

下宿文化が残る京都の豊かさ/

卒業は大学が定めた年限でしかない/

靴づくりという“共通言語”を用いる/

(登壇者 ※敬称略・五十音順)

 小林 敦子(喫茶アミ―)

 小山田 徹(京都市立芸術大学 美術学部 教授)

 鳥井 直輝(京都市立芸術大学 プロダクトデザイン専攻)

 西川 直男(西川屋商店)

About

Session2

多世代交流×​地域
「多世代が交流できる公共空間が生む価値」

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ひとりひとりの

“やりたいが溢れる場所”

子どもからシニアまで誰もが利用できる市民活動センターの共用スペース。地域住民と地域外から訪れる方が交じり合う空間をどのようにまちに生かすのか。一人ひとりの想いが尊重され、スキルや得意を活かすことができ、気軽にチャレンジできる。それを地域のみんなが応援することで、なんでもない公共空間が誰かの居場所となる。

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多様な人の“やりたい”を表現できる場づくり/

センターのテラスで野菜を育てる子どもたち/

音楽を通して交流するシニア世代/

地域でネットワークをつくる子どもたち/

 

小学校で実施した「お泊り会」の経験/

スーパーの閉店を受けてはじめた移動販売/

フラットに繋がれる公共空間/

ちょっとした“やりたい”がこぼれる場所/

得意なことや好きなことを引き出す力/

集まりづらい人の孤立をいかに防ぐか/

“立ち止まる”・“引き出す”ための仕掛け

(登壇者 ※敬称略・五十音順)

 音楽カフェのみなさん

 京都エコシューレのみなさん

 崇仁地域の子どもたち

 葉山 和則(京都市 都市経営戦略室)

 丸山 修(崇仁教育連絡会)

 宮崎 彰子(京都市下京・東部地域包括支援センター)

Activity
Schedule

Session3

大学生×​地域
「大学生がまちにもたらすもの&まちから学ぶもの」

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やさしさとやる気を引き出す

“新しい感性”

下京区をフィールドに大学生がまちづくりを実践する「下京ローカルグッド」。3年間の活動を通じて50名弱の若者たちが様々なアクションを行ってきた。

そこから学生たちは何を学び、地域は何を享受したのか。

“人”に出会い、熱意と価値観を認め合いながら、歩んできた地域と若者の3年間の集大成。

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高校生と履物屋のお母さんの物語/

学生による取組報告/

 

「地域愛」の多様さを認められるか/

「若者の地域力」を高められるか/

地域の「優しさ」とは/

求められる「つながりの場」の可能性/

 

就職のために参加したと言える「次代の感性」/

人との出会いで起こる「変容のきっかけ」/

そこそこ都会で、そこそこ田舎/

「地域のやる気を生み出す応援団」/

 

(登壇者 ※敬称略・五十音順)

 淺田 真実(京都市まちづくりアドバイザー)

 樹下 康治(下京区役所 下京区長)

 仲田 匡志(株式会社sou/U-35 KYOTO)

 下京ローカルグッド参加者のみなさん

Form

Session4

観光×​地域
「ともすごツアーとWell-beingなまち」

“時空間の共有”がもたらす

深い共感

地域で活動する個人がナビゲーターをつとめる「ともにすごすツアー」。

知識を教えるわけではなく、型通りの体験を提供するわけでもない。

価値観を押し付けられることはなく、課題解決をうたうこともしない。

ただただ、その場所でその人の日常をともにすごす。

会場の参加者全員で考える「ともにすごすツアー」の価値。

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専門性を活かした副業型人材/

Well-beingとは(大津の事例)/

心・体・社会が“ごきげん”であること/

 

まちの人と友達になる感覚/

商店街で行われた2本のツアー/

「次何すんねや?」という期待感/

 

根本にある「ごきげんな日常」が見える/

予定調和ではない「ナチュラルな創発性」/

「気づいたらそこにある」感覚/

飾らない純粋さ≒「ガチ」/

ひとそれぞれの感じ方を共有する

 

(登壇者 ※敬称略・五十音順)

 池田 瞬介(副業型研究員 EKKYO /クラフトツアー 企画・監修)

 建林 朋香(下京いきいき市民活動センター / ローカルツアー企画)

 福冨 雅之(株式会社 ホモ・サピエンス)

 藤本 直樹(副業型研究員 EKKYO /ローカルツアー 企画・監修)

 会場にいたみなさん

Comments

参加された方からの
コメント

イベントを通じ、いきセンさんがこれまで歩まれてきたものをよく理解できたことやそれぞれのセッションから社会に何が起こっているかよく考えられたイベントだった。

ここでの取組をモデルに世界を変えましょう!

地域との関わり方や、開かれたコミュニティづくりへの新しいアプローチを知れた。

私は高齢者の分野での仕事をしていますが、すごく狭い領域で物事をみていることを感じさせられましたし、若い力と高齢者の力がうまくつながっていくことで、個の力が伸びるだけでなく、地域の力が伸びていくのではないかと思いました。

Graphic Recording

​グラフィックレコーディング

Staff Voice

スタッフの声

「どこむか」は、下京いきセンで働くスタッフ全員で作り上げました。各スタッフのセッションでの印象に残ったことと、スタッフがどこにむかうのか、今後の抱負を語ってもらいました。

セッション1

【印象に残っていること】

小山田先生の「大文字」の地域とアート、「小文字」の地域とアートについてのお話を伺いながら、「小さなことを積み重ねていきたい」という私自身の想いに背中を押していただいたように感じ、私の「どこむか」、これでいってみよう!を確認することができたから。

【今後の抱負】

運営側も参加者も地域もお互いを活かしあえるような「三方良し」な小さな楽しい場を定期的に作っていきたい。日常生活の中にちょっとした「ワクワク」をお届けできるよう、アンテナを張り試行錯誤しながらもみんなで楽しく心身大切に取り組んでいきたい(欲張り~!)

【ロビー企画】かわさき

【印象に残っていること】

小山田先生が話されていた「大文字と小文字」という表現が、とても印象に残りました。トーク内ではアートの文脈で語られていましたが、私は“まちづくり”や“地域活性”にも通じるものを感じました。自分自身、草の根的な活動を大切にしていて、「楽しく活動していたら、いつの間にか誰かの役に立った」くらいが良いなと思っています。だからこそ、大きなくくりで語られることに対して違和感を覚えるのかと腑に落ちました。英語ならLOCALとlocalで表現に違いがありますが、日本語では同じ。自分なりの感覚で地域との関わりを捉えていけたらいいなと感じました。

【今後の抱負】

今回は、単なる報告会を行うだけではなく、配信やロビー企画など「やってみよう!」が詰まったプログラムを、いろんな方の支えのおかげで実現できました。(自分のやりたいことも含め、)小さな声や思いを逃さずキャッチし、それを支えられるような人になりたいと思います!

【いろいろ】わたなべ

セッション2

【印象に残っていること】

私は多世代交流×地域「多世代が交流できる公共空間が生む価値」で登壇された向山さんの発表が特に印象的だった。向山さんは、人が集まるためには何が必要かという問いかけから、「ふらっと参加できる場」の重要性を挙げられていた。また、「地域を知りながら、そういった場を一緒に作っていければ」とおっしゃっていたことも印象的だった。地域に根ざしながら場づくりを進めることが、多世代の交流やつながりを生む土台になるのだと改めて認識した。現状、私も参画している団地居住プログラムにおいて、全くといってもよいほど同じ悩み抱えている。私なりの答えであるが、コミュニティを築いていくこと、きっかけ・仕掛けづくりをつくることの2種類だと考えた。

【今後の抱負】

貸館業務においては積極的な挨拶や世間話など利用者さんにとって、再度利用したくなる環境をつくっていくほか、コミュニティにも力を入れていきたい。また下京いきセンのセンター利用の改善点あれば率先して動けるよう心掛けたい。​

【配信】かまだ

【印象に残っていること】

小学生が録音した声をそこにいた大人が真剣に聞き、お泊まり会について議論する様子がとてもいきセンらしいなと感じたからです。だれかの小さな「やりたい」を全力でサポートしようとしている人たちが、ここにはたくさんいてくれていることを改めて実感しました。一人ひとりの「やりたい」が地域を大きく変えることは難しいけれど、それを叶えようと頑張れるその居場所自体が地域を豊かにできるのではないかと思いました。

 

【今後の抱負】

求められたことを一つずつ、淡々と最後までやりきる。丁寧にそれを積み重ねていくことで、誰かの助けになれるように努力する。

【受付・写真撮影】こたに

【印象に残っていること】

テラスの活動や音楽カフェを通じて、センターや併設のサロンが参加者の方の居場所になっていることを再認識することができました。一方で、小学生のイベントは色々なリスク対策が必要であることを改めて考えさせられる機会になったので、今回のコメントを参考にしてイベントについて考えていこうと思います。京女の大学生の多世代交流についての想いを聞くこともでき、とてもよい機会になりました。

 

【今後の抱負】

テラスの活動や音楽カフェのようにセンターに自分の居場所を見つけられる人が増えていくように場づくりを頑張っていきます。

【広報・ロビー企画】うちむら

セッション3

【印象に残っていること】

「地域愛がない人はいけないのか」という言葉が心に残ったから。よくまちづくりの講演会に行くと、どれだけの人数の住民が関わったかとか、自治体活動にどの様な層にもっと参加してもらいたいとか色々言われる。でも、全ての人に興味があるものがあるはずで、そういうものを共有することを楽しみ面白がれることが重要なのかなと思った。

【今後の抱負】

センターのネームバリューを上げる。

【懇親会】たてばやし

セッション4

【印象に残っていること】

もともと魅力を感じていたともすごツアーですが、セッションを通してこの取り組みの価値が言語化されたことで、改めて良さを再認識することができました。特に、地域のリアルや、そこにいる人の人生を垣間見られるのがこのツアーであり、地域の人との関係性があるいきせんだからこそ可能な、他にはないツアーだと思います。関わる人みんなが「ガチ」なこのツアーはwell beingなまちづくりへ繋がると思いますし、まだまだ今後の可能性がある事業だとわくわくしました。

【今後の抱負】

関わりたい事業など含め、明確に目標を設定していろんなことにチャレンジしてみたいです!また、地域の祭りやイベントなどに積極的に顔を出そうと思います!

【配信】やまもと

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