下駄戦記とは何か?
京都の伝統文化に関心のある立命館アジア太平洋大学(大分県)の1年生のSera Yakumo君が2020年8月に下京区の「ますや履物本店(京都市下京区 寺町通松原下る植松町703)」で下駄を購入したことから始まったプロジェクトです。
その後、大分県の大学に通うSera君は、寮生活や日常生活のなかで下駄をはいてその価値や課題について探求を始めました。また、関西や九州で下駄の関係者を渡り歩いています。
下駄戦記では、その探索の日々を綴っていきます。
下駄戦記 vol.2
27日は下駄で下界(APU生からしたら、別府市内)に行きました。最近では、下駄に慣れてきて(まだおぼつかないかもしれませんが)、普通に歩けるようになりました。
下界には不老泉という別府八湯温泉道に参加している共同温泉があって、そこに行ってきました。
ぬる湯とあつ湯があったのですが、ぬる湯は僕にとっては、もうすでに熱いぐらいでした。
あつ湯は47.5度ほどあって、がんばっても、5分ほどしか浸かることができませんでした。
相変わらず別府の湯は熱くて、それに今後自分が慣れていけるのかが心配です。
不老泉に行った後、東洋軒という、とり天発祥の店に行きました。
不老泉から東洋軒までの2kmほどあり、その距離を下駄で歩いたのですが、アスファルトでできた道を歩いたせいが下駄の歯が傷み、ボロボロになりました。
アスファルトの道を歩いていて思ったのが、木でできた下駄とアスファルトは合わないということです。
他にも下駄と現代のものとで合わないところがたくさんありました。メンテナンスするためにまた、京都に持って帰ります。
下駄を履いていたら、自分が気づいていないだけで、他の人に見てもらえているらしです。
だから、頻繁に下駄を履き、多くの人にその存在を知ってもらい、興味を持っている人、持っていない人に関わらず下駄の良さを伝えていきたいです。
下駄がボロボロになるのは怖いですが、毎日下駄で生活し、今後も下駄の良さを見つけていきたいなって思います。
昨日は下駄の良さよりも、下駄の悪いところの方が多く見えてきました。自分でもまだ指で数えられる程しか下駄の良さに気づいていないので、良さをまた新たに見つけられたらいいなと思います。
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