2020年2月7日(金)下京いきいき市民活動センターで連続講座『Dive-in SHIMOGYO』の第1回目を実施しました。当日は、<2030SDGs>というカードゲームを行いました。
”SDGs(持続可能な開発目標)”とは、【地球上の誰一人取り残さないこと】を理念として、2030年まで国連加盟国すべてが取り組む目標です。
本イベントでは、そうした2030年までの道すじを、カードを使ったロールプレイで体験しました。
ゲームは、与えられたお金と時間を使ってプロジェクト活動を行い、最終的に自身のゴールを達成するというものです。
ゴールはチームによって様々で、「大いなる富」というお金をたくさん得ることをゴールとするチームもあれば、「悠々自適」という時間をたくさん持っていることことがゴールというチームもあります。 そして、このゲームのもう一つの大きな要素が、世界の状況メーターです。 参加者が行うプロジェクトによって、<経済><環境><社会>という3つのバロメーターが変化します。 この3つすべての数値を高め、より”豊かな世界”をつくっていくことが参加者に求められます。 当日、カードゲームの経験者はゼロ。
公認ファシリテーターの大塚氏(摂南大学)の進行のもと、2人1組になって、手探りでゲームを進めていきます。
それぞれのゴールに向かって、最初からうまくいくチームもあれば、いきなり壁にぶつかるチームも…
壁にぶつかったときは、他のチームとの交渉や話し合いで進めていきます。
しばらくすると、ゴールを達成するチームがでてきました。 しかし一方で、世界の状況メーターは<経済>に偏り、<環境><社会>は低い数値になったままです。 ゴールを達成したチームは、徐々に世界の状況に意識を向け始めます。 そして、世界の状況が良くなっていくにつれて、ゴールを達成するチームも増えてきます。 結果、ゲーム終了時には、参加者全員がチームのゴールを達成し、<経済><環境><社会>も高い数値を維持し豊かな世界をつくることができました。
ゲームのふりかえりでは、「一人ひとりができることをやることが大切」「より豊かな世界をつくるためには協力が重要」という意見がでました。
現在、世界は様々な社会課題・地域課題に直面しています。
そうした課題を解決するためには、まさに、「一人ひとりができること」を持ち寄り、そうした人たちが「つながっていく」、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包摂)が重要だと感じます。
(事業コーディネーター/副センター長 吉田隆真)
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